総合内科 医師インタビュー

総合内科医として、複合的な病気を抱えた患者さんに寄り添います

総合内科は、「何科を受診したらいいのか分からない」という患者さんの窓口です。診察で循環器や消化器などの症状のみと判断された場合は、専門の先生による詳しい診察や検査を受けることができます。ただし、ご高齢の方は狭心症や糖尿病、さらに脳梗塞の既往歴があるというように、複合的な要因をお持ちの方が多いもの。そういった場合は、私がそれぞれの専門医からアドバイスや意見を受け、患者さんに合った治療プランを構築していくようにしています。各専門医と患者さんをつなぐ、ハブのような役割ですね。そのほうが薬の重複などもなくなりますし、患者さんも安心して治療を受けられると考えています。とはいえ、一人で抱え込みすぎて視野が狭くなることもあるので、他の先生と協力し合いながらバランス良く診察できるような体制を整えています。

診察で大切にしているのは、患者さんの不安を取り去るコミュニケーション

私が理想としているのは、一方的に説明をするのではなく、患者さんと対話できる診察です。具体的には、分かりやすい言葉を使うこと、そして患者さんが話しやすい環境を作ることを心掛けています。そう思ったきっかけは、自分自身の実体験があったから。私はこれまでに2~3回入院したことがあるのですが、その際、自分の体の状況はどうなっているのか不安な気持ちになったことがありました。患者さんの立場に立ってみて再認識したのは、コミュニケーションの重要性。患者さんが安心して治療に専念できる環境を作っていくため、今では診療時だけでなく廊下で会ったときなどにも、立ち話程度でもこまめに会話をするようにしています。

また、私は三人の子どもを育てているのですが、子育てを通じて分かりやすい言葉で語り、ちゃんと理解してもらうことがいかに大切かを日々実感してきました。自分の経験から学んだコミュニケーションの取り方は、診察でも大いに活かされていると思います。

大学卒業以来、総合内科医としてのキャリアを築いてきました

私が医師を目指そうと決めたのは、幼稚園・小学校の頃でした。近所の小児科の先生に憧れて、「こういう仕事っていいな」と思うようになったのがきっかけです。小学一年生の頃、将来の夢として「医師になりたい」ということを作文に書いた記憶があります(笑)。医師以外の道は、全く考えていませんでした。その後、岐阜大学の医学部に進学し、大学病院へ入職。総合内科医として働き、出産を機に地元・神奈川へ。これまで川崎・横浜・湘南エリアで勤務医をしていました。

東海地方から関東地方の病院に勤めるようになって驚いたのは、内科の中でも循環器専門や消化器専門といったように細かく分かれていたことです。私が今まで働いていた病院では、総合内科医として幅広い患者さんを診ており、これからも同じように働いていきたいという思いがあったので、大和徳洲会病院の総合内科への入職を決めました。

病気を診るのではなく、“人を診る”医師でありたい

私は一つの専門分野に特化するのではなく、総合内科医としてトータルな治療に当たりたいと思っています。研修医一年目のときから、「内科医はどんな病気でも診られるようにならないといけない」という環境で学んできたので、それを目指すのは自然な流れでした。“人を診る”というのは、病気を診るだけではありません。その人の生活様式や経済面までも踏まえて診察をするべきだと思っています。

例えば、認知症の患者さんに1日2回の薬を飲んでもらうのは難しいこともあります。その場合、看護師さんやヘルパーさんが自宅に来てくれるかどうか、薬を飲むサポートをしてくれるかどうかという確認も必要ですし、もしくは週1回で済ませられる薬に切り替えられるかという可能性も探る必要もあります。

他にも、施設に入所している糖尿病患者さんの場合は、1日に2回インシュリン注射を打つことができない施設もあるので、注射ではなく投薬にできないかを考慮することも。一人ひとりの患者さんに合った、オーダーメイドの治療プランを築き上げています。外来の方も入院されている方も、無理なく治療を継続できるようにサポートしていくことが、私たち医師の役目だと考えています。

スピーディーな検査で、病気の早期発見ができます

冒頭でもお話ししましたが、総合内科は「どこにかかったらいいのか分からない」という方が最初に来る場所。ぜひ迷ったらお越しいただきたいと思っています。「この薬は飲んでも大丈夫だろうか」「この薬はこの症状に利くか」というようなちょっとした相談でも全く問題ありません。

また、大和徳洲会病院はスピーディーに検査ができるのが特徴です。もちろん、検査を受けるためには諸々の条件はありますが、CTやエコー、内視鏡検査をその日のうちに受けられることも多いです。スピーディーに検査ができるからこそ、病気の早期発見にもつながります。

Profile
中川 佳子(なかがわ けいこ)総合内科 医長

専門分野

  • 総合内科